ゼンコーは、1976年に東京・吉祥寺に1号店を開店してから25周年を迎えました。その記念イベントとしてパリコレクションでバックステージを担当したデザイナージャン・フィリップ・トゥルーニ氏が来日して、彼がパリで発表した2002年春夏コレクションを東京南青山スパイラルホールで開催しました。ゼンコーチームがバックステージを担当しました。ジャン・フィリップ・トゥルーニ氏が私たちゼンコーの25周年のために来日してくれたことは、とても喜ばしいことです。

今回のコレクションのテーマは「ショーガール」
パリのムーランルージュのステージに立っているジャン・フィリップ・トゥルーニ氏の2人の友人からアイデアを思いついたテーマです。
テーマはさらに「ロマンティック」「反抗」「過度」の3つのサブテーマから成っています。

 
ジャン・フィリップ・トゥルーニ プロフィール

19才という若さでイブサンローランに出会い、ジャン・フィリップ・トゥルーニはファッション界でのデビューをはかる。
そこで彼は芸術と創造への情熱を見出した。3年後、彼はハーパースバザーの編集を手がけ、イタリアンボーグのスタイリスト、1989年にジョンガリアーノのショーでもスタイリストを努めた。ロメオジリでも仕事を手がけ、1996年にはクリスチャンラクロアのオートクチュールアシスタントを努め上げた。この間有名なメゾンの元プロとしての経験、そして技術的な知識を積み上げてきた。しかし、彼は彼自身のコレクションを作り上げたいというかねての希望により、2001年1月に彼自身のコレクションを発表し、活動を始めた。
 
       
バックステージは、25名のモデルとゼンコーのスタッフ達でてんやわんやです。
25周年にちなんで、25名のモデルが登場
スタッフ達がそれぞれのヘアとメイクを担当
 
      ロマンティック

夢見がち、はかなさ、情熱的なイメージで作られたシルクシフォン、ジャージ、コットンガーゼを使いブルーのグラデーションや透明感があり、ふわっとしたドレープ感やフリルの質感に合わせてヘアスタイルを考えました。ストレートの髪にワッフルアイロンを施し空気感と動きを出し、ショーガールのモデルが歩くたびに柔らかい素材のコスチュームとエアリータッチのワッフルヘアがバランスよく動くことをねらってデザインしました。
   
 
    反抗

情熱的、社交的、魅惑的なショ−ガール。コットンの生地やカーキ色白系や薄紫系、オリーブ系の色。ラインはボディコンシャス。ドレスは綾織の生地やドレープ使いのもの。似合うヘアスタイルは、ポニーテールです。このベースのポニーテールスタイルのフロントや毛束の型を変えることによって優しさやシャープなイメージが表現できるようにデザインしました。
     
 
      過度

艶のある皮素材や黒いレース、チュール使いの夜の服。
ライダータイプのコンビネゾンやビッグジャケット。ベルトで締めるハーフジャケット。ヘアスタイルは、全体的に中世的な雰囲気を出すためウェーブスタイルを取り入れました。このウェーブは女性らしさを出すためではなく、コスチュームの素材やデザインから受けるイメージに合わせてモード性を強く出すようにデザインしました。アイロンのコテでウェーブを作り、トップからバックにかけてスクエアな型でボリュームと高さを出すスタイルにしました。